センチメートル級測位サービス

(個人のお客様向け)

ご利用方法

接続構成

1. GNSSアンテナ RTK対応のアンテナが必要です。GNSS受信機と一体型の製品もございます。
2. GNSS受信機 RTK対応のGNSS受信機が必要です。
以下の入出力データに対応している必要があります。
【出力】NMEA0183-GGAフォーマット
【入力】RTCMフォーマット
(弊社がご提供するRTCM対応フォーマットはサービスページをご参照ください。)
3. Ntripクライアントアプリケーション GNSS受信機にNtrip方式で補正データを配信するアプリケーションが必要です。
GNSS受信機とセットで提供される製品もございます。
4. インターネット接続回線及び機器 インターネット回線及び機器(スマートフォン、ルータ等)が必要です。

※1、2、3、4は、お客様にてご準備して頂く必要がございます。

ご利用の流れ

1. 各機器を接続後、電源をON。

2. インターネットに接続。

3. Ntripクライアントアプリケーションに接続先情報及びマウントポイントを設定。
(接続先情報は、ご契約時に弊社より案内致します。)

4. GNSS受信機またはNtripクライアントアプリケーションにてGGA送信設定を実施し、NMEA-GGAデータを送信。
※NMEA-GGAの送信間隔は1秒毎の送信を推奨致します。
※なお、圃場内など限られたエリア内でのご利用については、お使いのNtripClientにて自位置の緯度経度を固定しNMEA-GGAを送信いただくか、ハンドオーバーなし・固定のマウントポイントをご利用いただくことを推奨致します(ページ内 マウントポイントを参照)。

5. ALES配信システムより、補正データ(RTCM)を配信。

マウントポイント

マウントポイント RTCM
フォーマット
バージョン
ハンド
オーバー※1
地殻変動量
補正※2
衛星システム
GPS QZSS GLONASS Galileo BeiDou
RTCM31S RTCM3.1 対応 あり
RTCM32M4S RTCM3.2 MSM4 対応 あり
RTCM32M5S RTCM3.2 MSM5 対応 あり
RTCM32M7S RTCM3.2 MSM7 対応 あり
31NHS RTCM3.1 なし・固定 あり
32M4NHS RTCM3.2 MSM4 なし・固定 あり
32M5NHS RTCM3.2 MSM5 なし・固定 あり
32M7NHS RTCM3.2 MSM7 なし・固定 あり
RTCM31 RTCM3.1 対応 なし
RTCM32MSM4 RTCM3.2 MSM4 対応 なし
RTCM32MSM5 RTCM3.2 MSM5 対応 なし
RTCM32MSM7 RTCM3.2 MSM7 対応 なし
31NH RTCM3.1 なし・固定 なし
32MSM4NH RTCM3.2 MSM4 なし・固定 なし
32MSM5NH RTCM3.2 MSM5 なし・固定 なし
32MSM7NH RTCM3.2 MSM7 なし・固定 なし

※1 GNSS受信機(移動局)の移動に合わせて、最適な基準点(固定局)へ自動的に切り替わること。
   基準点をまたぐような長い距離を移動を伴う用途の場合は「対応」、圃場内など限られたエリア内でのご利用の場合は
   「なし・固定」のマウントポイントのご利用を推奨します。
※2 一般的なRTK測位には「地殻変動量補正あり」のマウントポイントのご利用を推奨します。より正確な測位結果が得られる場合があります。
   地殻変動量の差がある場合のキャンセル補正が不要な特殊用途には、「地殻変動量補正なし」のマウントポイントをご利用ください。
   地殻変動量補正について:
   配信する補正データに、GNSS受信機(移動局)位置と基準点(固定局)位置における地殻変動量を算出し、
   その差があればキャンセルする補正を配信データに加えることで、一般的なGNSS受信機でもより正しい座標値を得ることを可能にする機能。
   詳細はこちら